書きたいことはいろいろとあるんですが、さすが年末という感じで人並みに雑事に手を取られています。
きょうとか、本格的に大掃除とかしてしまいましたよ。これ、私、人間の端くれっぽくないですか(違うのか:笑)!? 不思議なもので、ものすごく気持ちがいいのです。
…この、ネタ振り、どう考えても「これ」にしかつながらないと察知した方、大正解。
「これ」= STAN (っていうか kyg)。
12/1配布の JUNGLE LIFE 、12/5発売の「音楽と人」にありましたが、kyg は人間改革のために早起きと掃除とお花を始めた(笑)ということで。その気持ちが、私、計らずもわかってしまいました。
気持ちが引き締まるというか、人間としてまっとうだなって思えるというか…。元来人間って、きれい好きで早寝早起きで、自然が好きなようにプログラムされてるんですよね、きっと。
私の場合、部屋がごちゃごちゃになるまで物があふれてしまうときというのは、ものの量が精神的、物理的に自分のキャパシティを越えているとき。それが目の前に広がった状態、つまり散らかった状態っていうのは、自分の身の丈知らずを思い知らされるようで見ているだけで嫌になる。それに当人が気付かないほどに情報があふれて、物があふれて、とにかく自分が欲どおしくなっているような気持ちになるんです。
遅くまで寝ているのは私の場合無論夜更かしをするせいで、夜更かしができるのは電気が通って時間を気にせず光を得られることもあるけれど、夜中にできることが増えてしまったから。日が落ちたら寝るなんていうのは飛躍しすぎだけど、せめて人が家に収まる時間や寝静まる時間ぐらい常識的に決まっていていいと思うのに、残業は果てしないしお店はいつまでも開いているし、テレビはいつまでもやってるしインターネットに時間なんて関係ないし。「皆が寝静まる時間」というものがなくなった。これって、自然の摂理からかけ離れているんだと思うのです。
だから、身の回りを片付けたり、早寝早起きをしたり、欲言えば花の一つも眺められる、そんな状態を作るというのは、一番最初のプログラムに自分を調整する作業なんだと思います。kyg が、閉塞した状態から自分を解放するためにとったのがそんな素朴な手段だったということに私は驚きました。
でもこれって、吉井和哉も言ってるんですよね。「Hummingbird in Forest of Spase」のレコーディングをアメリカでしているときに、アメリカだと午前からスタジオに入って夕方にはお開き、それがとても気持ちいいんだ、と。人間が活動する時間帯の理想は昼間なんだと、そういうことを感じているんだということですよね。(もちろん、夜中に働かなければいけない職業があるのはわかっていますし、それについてどうこう言うベクトルの話ではありません)これって、結局 kyg がやったことの起こりと根っこは同じですよね。
欲した自然の状態に身を置くようになると、人間前向きに物が考えられるようになるんでしょうね。ポジティブに。