日記らしいこと書きます、久しぶりに(笑)。
興味ない方は読み飛ばすべし。
私はあまり怒りを人に見せるタイプではありません。特に、身近な人間に対しては。でも、そうしているからこそ、振り切れる怒りに際してはコントロールが利かないことがまれにあります。
感情の伝え方が下手だといってしまえばそれまでなんですが、昨日、こらえきれんことがありました。
会社から帰ると、配偶者は飲みに出かけており、いらっしゃいません。これは知っていたこと。
そして、私のデスクを見ると、いつもはそこにないはずのものが散乱している。
「何事…」
散乱しているものを確認していると、定位置にあるはずの私のライブ用バッグが消えていることに気付きました。散乱していたのは、ライブ用バッグの中に常備している様々なもの。
どうやら、飲みに出かけるに当たり、配偶者が私のライブ用バッグを持ち出した様子。その際入っていたものが邪魔だったらしく、それらをすべて出した上で、自分の荷物を入れて出かけていた。
マジギレ。
いつも共有しているものなら、そのままにしていた私が迂闊と言えますが、そのバッグは間違いなく私個人のもの。私の物が入っていて当然なわけです。
それを無断で持ち出した上に中のものを散乱させているってどういう神経。
前日に私はロデオのライブに行っていましたから、そのときのチケット類やらなんやらも当然入っていました。それらも散乱。
「許さん」
怒りが充満したときは、とりあえず少し時間を置く。それは、若かりしときに、怒りをありのままに表現して何度も後悔する事態を味わったからです。
でも、30分おいても、数時間おいても怒りは収まりませんでした。これは、コントロールできる自信がない。
帰宅した配偶者に向かって鉄槌(否暴力)。
日ごろ私の怒る様子などめったに見ない配偶者は驚きあっけにとられておりました。
厠に行く間も与えず座らせ、事の次第を説明させてから再度鉄槌(否暴力)。謝る隙も与えず、切り捨て御免とばかりに自室に引っ込みました。
こんなに怒りが収まらないのは何年ぶりかのこと。
ライブに持っていくバッグには、配偶者には見せない私個人の世界が詰まっているんです。それは、後ろめたい秘密であるとか、見られては困るものとか、過剰なレベルのものではなく、人がごく当たり前に持つ個人のテリトリー。
配偶者が私のライブ通いに理解を示さない以上、私は私の世界の中ですべてを消化してから日常に復帰している。それは礼儀だと思っているので。ライブでいくら楽しいことがあっても、興奮することがあっても、絶対に共有できないことはわかりきっているので、一切口に出しません。
ライブに行くことは私にとっては「ハレ」であり、日常はそのまま「ケ」です。その「ケ」「ハレ」の境目をデリカシーなく超えられたことに無性に腹が立った。そこに土足で踏み込まれたことが我慢ならなかった。
時間差出勤の夫婦ですので、翌朝もひと言も交わさずに今に至ります。
今回ばかりは、私は絶対に折れんぞ(笑)。